最近、Podcast「Appleるんるん」でちょくちょくご紹介いただいてる須藤です。
いちリスナーとして番組にメールした事がきっかけだったんですが。
(テツオさん、ありがとうございます!)
BJさんから、「イメージ的にTUBEのライブってコンピュータ必要なさそうじゃない?」という素朴な疑問が出ていたのでそのお話を。
はい、「ほとんど」必要ありません。
メンバー4ピース+サックス+パーカッション+キーボードという構成ですので、十分TUBEの世界を表現する事が可能です。
しかし、ブラスセクションだったり、生ストリングスだったり、特徴的なシンセやSEだったり、バンドだけでは表現できない音が必要なシーンが出てくると、やはりコンピュータの出番になります。
ライブでコンピュータを使う、というと「打ち込み系」の音楽を想像してしまうのかも知れません。生バンドが主体のライブでも、意外とコンピュータと同期している事が多いんです。
もちろん「生」にこだわってアレンジをCDとは全て変えて表現するライブもあったりします。今回のTUBEのコンサートでも、生の曲(同期無し)ももちろんあります。
逆に、昨年参加したMISIAのアジアツアーではコンピュータを駆使して緻密につくり上げた音がメインで進行して行きました。
コンサートを演出する道具の一つとして、コンピュータは意外と裏で活躍しているんです。というお話でした。
___
裏話として。
自分のようなキーボード兼マニピュレータと言われる人たちは、曲間に、結構曲芸的な事をやっています。
前の曲が終わる。ピアノ(シンセ)のリリースをフェードアウト。音が切れた瞬間に次の音色へ切り替え、それと同時に次の曲のシーケンスをロケートし、お客さんの拍手の長さを見つつ、バンドメンバーに楽器持ち替えの際のトラブルが無かったかを確かめ、良いタイミングでスペースバーを押す(CUE)。演奏に戻る。
失敗したらライブ台無し^^;
まったく怖い仕事です。。
過去に一度だけ、同じ曲を2回出したことがあります。
ウツさんごめんなさい(笑